平成30年6月21日 常任幹事会議事録

●日時: 平成30年6月21日(木) 18時00分~19時35分 ●場所: ホテルロ-ズガ-デン新宿 別館ロ-ズル-ム ●参加者数:53名 ●議事次第 1. 開会 事務局長の挨拶により定刻どおり開会 2. 会長あいさつ 福岡では、引き続き100周年の事業を行っており、今年は江口カンさん、中村哲さん、外尾悦郎さんのディスカッションがあった。その中で、学生から、“自分たちの課題は何だと思いますか?”という質問があったが、これに対し外尾さんは“それは自分自身のからだの中にある。それと戦いなさい。”との返答であった。

「ケンさん」に感謝を込めて

―山本健二さん(高3回)リサイタル潜入記― 1本の電話が私に幸せなひと時をもたらしてくれた 80歳以上の卒業生の窓口を担当していた私に、山本健二さんから6月5日東京文化会館でのリサイタルへの招待電話が届いた。透き通った鈴が転がるような声が耳元に心地よく響き、生の声を聴きたい一心で友人を誘って上野まで足を運んだ。 昔はみずみずしかったであろう人々で会場は満席。 北原白秋の美しい日本語が美しい声で私の耳に届く。第一部は『この道』、『からたちの花』、『城ケ島の雨』、『浅間の馬子』と続く。この4曲と第二部の『かなりや』、『赤とんぼ』、『月の沙漠』は、パンフレットに解説が掲載されており、詩を深く理解することができた。哀愁を帯びた『城ケ島の雨』の旋律がとても好きである。この詩は白秋が不幸な恋愛事件の後、死を決意して三浦三崎を訪れた時の心情から生まれたものだということをこの年齢になり知った。白い上着を着た王子様と王女様は広い沙漠をどこに行くのだろうかと問いながら、『月の沙漠』を子供のころよく歌った。目を閉じて聴いていると手回しの蓄音機を前にして弟と遊んだ情景が現れる。

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