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2021(令和3)年度の東京福中・福高同窓会総会におきまして、島田隆士前会長の後を引き継ぎ、新会長に選任されました高校29回の古賀芳和です。微力な私でございますが、同窓会会員皆様のご支援をいただきながら、母校と同窓会の更なる発展に力を尽くす所存でございます。

当会は福中・福高卒業生の東京での同窓組織ですが、長い歴史を持っています。戦後間もない1948(昭和23)年4月に開かれた「福中同窓会発会式」が東京での同窓会の原点だといわれています。後の福岡市長で福中1回生である進藤一馬さんが初代会長です。当時は会則や特段の運営組織もなく、年に一度の「東京福中同窓会」が開催され、時と共に名称も「東京福中・福高同窓会」に変わりました。

現在のような組織や事業運用されるようになったのは平成に入ってからです。1990(平成2)年2月に「第1回東京福中・福高同窓会総会」が日本工業倶楽部で開催されました。会則の承認や役員の選任が行われ、東京同窓会としての組織が承認され、今日に繋がります。

当会は数多くある全国の高校同窓会の中でもユニークで活発な活動を行っています。年次の同窓会総会・懇親会、卒業生を招いた講演会の「福高塾」、春と秋のゴルフコンペ、新卒生を対象とした「就活生を応援する会」、「福高若手会」、広報「東京あさぼらけ通信」など多彩です。これらの活動は歴代の当番幹事の皆様、各学年代表の常任幹事の皆様、各委員会メンバー(総務、企画、会員拡充、広報、会計・監事)、事務局・各役員メンバーの献身的な努力の上に成り立ってきたと改めて思いを致し、会長として先輩方をはじめ同窓会会員の皆様の期待にそえるよう努めていくことを肝に銘じる次第です。

同窓会には私自身も長年お世話になり、私の人生にポジティブなアクセントを与えてくれました。その恩返しとして、同窓会活動をより多くの卒業生にお知らせし、参加いただく機会を数多く作りたいと思います。現在は多様性の時代。一つの価値観では多くの特に若者を引き付けられないと考えます。そこで、福中福高同窓会というプラットフォームの上に、それぞれ皆さんが一つの灯りを照らし集う、そして連携する。このような同窓会にしていければと考えています。故中村哲さんが繰り返されていた言葉「一隅を照らす」のように、皆さんと共に少しずつ灯をともし、明るいプラットフォームを築きたいと思います。皆様のご協力をお願いいたします。

同窓会あいさつ写真 (2)

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平成27年(2015年)3月1日(日) 東京あさぼらけ 第17号より

会長あいさつ