活躍する同窓の仲間たち 

肖像画の新しい世界を切り開く 

肖像画家 小野日佐子さん(高22) 

各界で活躍する福中・福高の同窓生たちは数知れずですが、今回から毎号、編集部の独断をお許しいただいて紹介していきたいと思います。初回は、政治家から科学者、女優、ミュージシャンなど世界の大物たちの肖像画を描いている高校二十二回卒、小野日佐子さんに迫ります。その作品はどれも「命の鼓動が脈打つ」と表現するのがぴったりです。 

平成九年(一九九七年)三月、国連本部でUNEP(国際環境計画)の創立記念イベントとして、「地球環境に貢献した二十五人の女性リーダーたち」と題した肖像画展をプロデュースしたのが小野さん。国連に働きかけ、マザー・テレサをはじめ、オリビア・ニュートンジョンなど世界各国・各分野の女性リーダーたちの魅力あふれる素顔をキャンバスに蘇らせ絶賛されました。 

そして、事故死したF1レーサーのアイルトン・セナや、ゴルバチョフ元ソ連大統領、ブッシュ元米国大統領など著名な人物を描き続けています。 

二十九歳の冬、東京のデザイン制作会社から、イラスト室チーフにという誘いがあり上京。しかし、団体生活が苦手で一年三カ月後にフリーに。その後、手掛けた『会社四季報』の表紙の財界人の顔の連載が好評を呼び、大物俳優ショーン・コネリーのポートレート制作という大仕事が舞い込むことになり、これが世界に飛躍する足掛かりになったのです。 

〔写真キャプション〕小野さんが描いたマザーテレサ
小野さんが描いたマザーテレサ

芸術文化活動の普及振興を通して世界の交流に役立ちたいとこの財団を設立し理事長に就任。小野さんの実力と交際の広さから役員には国内外の著名人が名を連ねています。 

パステルプランニング(プランニング会社)、パステルインターナショナル(デザイン制作会社)、アベインターナショナル(特別な食品やアートを販売する会社)のオーナーとしても活躍中です。 

「山に入り自給自足の生活をしながら絵を制作し、いろんな動物と一緒に風呂に入りたい。環境に優しく、できるだけ消費しない生活をしたい」と超多忙な生活を送るマルチ人間は、夢を語ってくれました。 

プロフィール 

〔写真キャプション〕オリビア・ニュートンジョンの肖像画の前でオリビア本人と小野さん
オリビア・ニュートンジョンの肖像画の前でオリビア本人と小野さん

昭和26年、福岡市名島生まれ。名島小→多々良中→福高→東京デザイン学校。 
49年、福高在学中より「光風会」津田画伯に師事、人物画の制作を始める。 

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