思い出深い母校の校舎が昨年十一月九日、「福岡市九九年度都市景観賞」に選ばれました。この賞は十三年前に創設され、都市空間を演出する優れた建物や企画などを表彰するもので、市民から対象を募集しています。今回は過去最高の九百五十八通の推薦が寄せられ、母校校舎は九州大学事務局第一庁舎、福岡簡易保険事務センターなど他の七件とともに選出されました。 

母校の校舎は昭和四年に竣工、七十年の風雪に耐えて幾多の同窓生を迎え、そして見送ってきました。人間ならぬめでたく古希を迎えたことになりますが、まだまだ十分な耐久性を持っているとのことです。昔の良い建物が博多の町から次々と消え去っている今日では、母校の校舎は貴重な歴史的建築物です。 

在学中、「この校舎が建った頃は、県内はもちろん県外からも多数の見学者が見学に訪れた」と聞いたのを思い出します。維持管理には関係者皆さんのご苦労も多いことでしょうが、これからも長くその懐かしい姿を私たちの前にとどめてほしいと願っています。校舎の外壁は美しくなり、門扉は新調され、さらに中庭(パティオ)には同窓生の外尾悦郎さん(高二十五回)制作の素晴らしいモニュメントも。博多へ帰省された時は、ぜひ訪ねてみてください。 
(高16回・広報委員 齋藤利久記) 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です