水月和子(高4)
人から「元気印」と言われ、私自身も健康だけは人並み以上という思い込みから年も考えずに飛び回っていましたら、一昨年春、同窓会総会を目前にして突然、心臓の弁が壊れるという事態が生じ、生まれて初めて入院、手術、療養生活を体験しました。少しの手遅れで命を無くしていたかもしれない、と後で聞かされ、健康を過信するものの怖さと体力の限界を知りました。
「今まではウサギのように跳ね回っていたけれど、これからは亀のあゆみを」とは同級生の一人からの、ありがたい忠告でした。この言葉を心して、今は仕事を持つ娘の子育てを手伝いながら元気に過ごしています。
私たち高校四回卒業生は、昨年「還暦の出会いから五十年」を迎え、秋に記念の同窓会を開きました。いつの間にかシルバーエイジの仲間に入り、久しぶりに参加して懐かしい友達に会い、顔を合わせた瞬間はお互いに年を取ったなと感じましたが、そこは同級生、話しているうちにタイムスリップして十代の昔に帰り、楽しく賑やかなひとときを過ごしました。
体力や記憶力は年とともに低下しても、日だまりで背を丸めて過ごすようにはほど遠く、まだみんな意欲、活力は若々しく元気でした。その若さを長く維持していくためにも、積み重ねてきた貴重な知識や体験を出し合って、世の中、人のため、自分のために何か始めようという話も出ました。
縁あって「東京福中・福高同窓会」のお手伝いをして参りましたが、故郷を離れて暮らしている私たちの、ひとつの心の拠り所となるこの「東京福中・福高同窓会」が、時が違っても同じ福高で過ごした先輩、後輩との新しい出会いの場となり、縦の繋がりを強めて、ますます発展し充実していくことを心から期待しています。