東京福中・福高同窓会と私 水月和子(高4)

早いもので、私ども第1回の女生徒が福高を卒業してから、45年もの年月が過ぎてしまいました。

昭和24年、男女共学の実施により百名近い女生徒が、それまで男子だけだった学校に入ってきたのですから、先生方をはじめ、当時の男子生徒にとっても大変な出来ごとだったと思います。もちろん私どもも、お掃除の行き届いた女学校から、武骨な男子生徒がガタガタと下駄の音をひびかせて廊下を歩いているのを見たときはショックでしたし、また授業の時は、女学校と中学校の学力の差の大きさに愕然としたものでした。女学校での3年間、全くお粗末な勉強しかしていなかった私ども(?)を熱心にご指導してくださった先生方、クラブ活動などで親切に面倒を見てくださった先輩方、共に学び、遊ぶ折々に女子だけの学校にはなかった様々の新鮮な驚きや刺激を与えて下さった同級生、これらの方々に出会えた福高での3年間は、何時思い出しても一番懐かしい大切な時代です。

平成元年に、馬場前事務局長から東京福中福高同窓会の組織作りを手伝うよう、お誘い頂いたとき、時間的なゆとりがあったこともありますが、喜んでお受けしたのは、このように良き師、良き友に出会えた福高が大好きだからでした。故加藤会長を中心に、まず名簿作りからスタートし、会則を作り、翌春第1回の総会を開いた時の出席者数は235名で、その時の会場であった日本工業クラブは身動き出来ないほどでした。

あれから早くも8年になろうとしています。事務局が新しく替わり、委員会が組織され、広報も発行されることになりました。総会にご出席くださる方の数は年ごとに増えて、300名をはるかに越しています。毎年交替の当番幹事の方々は、お忙しい仕事の合間を縫って、出席して良かったと皆様に喜んでいただける総会を開くために、一生懸命頑張っていらっしゃいます。

ふるさと福岡を遠く離れて生活していますと、九州の人というだけでも懐かしさを感じますが、福中・福高の卒業生と聞くとさらに強く親近感を抱くのは私だけでしょうか。ここまで確立してきた同窓会の組織が、ただ総会を開くためだけでなく、同窓生の縦のつながりを生かして様々な活動が出来るように発展していくことを期待しています。そしてまた年1回開かれる総会は同期会の前座で終わることなく、いろんな分野で活躍して来られた先輩の方々や、今元気に活躍中の後輩の方々、福岡との縁がうすくなって寂しさを感じていらっしゃる方々や、初めて東京に出てきて戸惑っていらっしゃる方々の楽しい交歓の場になることが出来たらと願っています。

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