企画委員会では、「福高塾 第11回セミナー」を次のとおり開催しました。

日時:2016年12月2日(金) 19:00~21:00
会場:品川区立総合区民会館 きゅりあん
講師:米国公認会計士 大石龍太郎さん(高29回)テーマ:国際会計人から見た日米ビジネスの違いと文化

 第11回福高塾は、長年にわたりロサンゼルスで米国公認会計士として活躍されている大石龍太郎氏(高29回)をお迎えし、品川区総合区民会館きゅりあんで2016年12月2日に開催しました。
大石氏は、1982年に渡米、現地の会計事務所でキャリアを積み、 1992年に独立して大石会計事務所を設立。現在では、会計業務のみならず、合併・買収等のリストラクチュアリングを始めとするコンサルティング分野でも幅広く活躍されています。また、会計をベースとする新しいスタイルの複合コンサルティングを目指して、サービスの充実にも努めておられます。
今回の福高塾は、趣向も新たに参加者を交えた座談会・対話形式とし、次のお題のなかから自由に選んで語っていただきました。
①学校時代の思い出(恩師、友達、行事、興味)
②現在の仕事を選択したきっかけと現在の仕事の状況
③海外で仕事をするうえでの苦労や楽しかったこと
④ちょっと専門的ではあるが、仕事上の表話と裏話。例えば、ビジネス全般、日本とアメリカの会計制度の違い、ドジャース、スポーツビジネス
⑤プライベートにおけるボクシングの活動
⑥その他のトピックス(共和党vs民主党、保守主義vsリベラル、トランプvsヒラリー、金融などの新潮流であるFintech事情、自動車配車サービスUberの利便性)
⑦座右の銘、信条、生き方
⑧会計税務に関わる日米の制度対比、などなど。
会計税務に特化したテーマも多くありましたが、ご自身のプライベートでのボクシング活動を始め、日常の生活・文化に根付いたお話は大いに感心させられるものでした。
最後に、日米の文化・ビジネスの相違は、個人の自由を尊重するアメリカと、社会との調和を重んじる日本の風潮が根底にあるとのこと、双方、良し悪しがありますが、日本はやはり日本らしさを大切にしていくことがよいと感じると締められました。
参加者は36名を数え、特に若い年代の参加者が増えてきており、懇親会にも積極的に参加していただいたのが、今後の同窓会活動を進めるうえでも心強く感じました。これをきっかけに多くの若い世代が同窓会に関心をもって、参加されることを祈っております。
恒例の懇親会では黒永事務局長の乾杯の音頭のあと、中華料理を楽しみながら、講演についての質問や、それぞれの近況、高校時代の思い出話などを語らい、最後は全員で福高生らしく「祝い目出度」「博多手一本」で締め、今年度の福高塾も恙無く終了することができました。

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