高江誓詞(高48回)
福高体育祭。卒業してもうすぐ7年になるが、高校時代、応援団に所属していた私にとって、体育祭への思い入れは一際強い。加えて昨年のそれは、別な意味からも特別な感があった。というのは、弟が体育祭で団長を務めたのだ。
7月に帰省した時、弟から「体育祭の団長に選ばれた」と聞き、非常に驚いた。同時に、福高のお陰で弟もずいぶん成長したな、とうれしくなった。「がんばれよ!」と励まし、東京に戻った。それから2カ月、体育祭当日は残念ながら私は用事で見に行けなかったが、10月に学会が福岡であった時にビデオを見せてもらった。
ビデオから私は何か迫り来るものを感じた。皆が必死になっている姿、学校が一つになっていく様子、今も福高の良き伝統が受け継がれていた。応援団としての最後の晴れ舞台だった自分自身の体育祭と重なり、とても懐かしかった。そして、福高の体育祭はこんなにすばらしいものかと驚いてしまった。
現在、私は大学院の修士1年、日々研究生活を送っている。一生懸命がんばっているつもりだったが、あのビデオを見た時に改めて何か大切なものを思い出した気がした。あの時の必死さだ。自分自身、そして皆があの時のように必死になれて取り組めば、今の日本は変わると思えた。福高で高校時代を過ごすことができて本当によかった。福高魂は卒業して皆それぞれの道を歩んでいっても、心の中にいつまでも残っているものなのだろう。弟の体育祭のビデオを見て、そう強く感じた。